資金調達 Vol1

どの企業も金融機関からの借入が難しくなっている時期ではないでしょうか?

 

2020年に限度額いっぱいを借り入れている企業が多いため、金融機関もそう簡単には貸し付けを行ってくれません。

 

借入以外に中小零細企業が出来る資金調達はあるのでしょうか?

 

 

 

金融機関は貸し付けに際し、担保がある、将来の売り上げが見込めている、キャッシュを持っている場合、貸付を行います。

 

その為、上記3つに当てはまらない場合は、貸付を行いません。

 

ではその場合、どのようにして資金調達をするのでしょうか?

 

 

 

一つはファクタリング、もう一つは割引です。

 

ファクタリングは、売掛金を金融機関に買い取ってもらうことで、決済日よりも早く現金を受け取ることが出来ます。手数料は2種類、2社間ファクタリングの場合20%~30%、3社間ファクタリングの場合1%~5%となっています。

 

手形割引は、受取手形を金融機関に裏書譲渡し、手形決済日よりも早く現金を受け取ることが出来ます。手数料は、銀行の場合1.5%~3.5%となっています。

 

 

 

金融機関から借り入れが出来ない場合や早期に現金が必要な場合、ファクタリングや手形割引を利用することで、資金ショートを回避することが出来ます。

 

ファクタリングや手形割引を利用するときに注意しないといけないことは、ファクタリングも手形割も将来資産の先食いであるということです。

 

一時的に資金ショートは回避できるかもしれませんが、資金繰りを根本的に解決しないと、ファクタリングや手形割引の頻度が増え、余計に資金繰りを悪化させることに繋がってしまいます。