会社がどれぐらい金融機関からお金を借りているかご存じですか?
恐らく、いくら借りているという金額を正確に言える人は多いでしょう。
しかし、総資本の何割が借入金かをご存じの方は少ないのではないでしょうか?
今回は「借入金依存度」についてご説明します。
借入金依存度とは、総資本のうち有利子負債が何割占めているかを見る指標です。
有利子負債とは、利息を付けて返済しなければならない負債の事です。
借入金は純資産とは異なり、期日に金利を付けて返済しなければならないお金です。
過度の借入は資金繰りにも大きな影響を及ぼす可能性が十分にあるので、自社がどれぐらい借入金に依存しているのかを知ることは大切です。
借入金依存度は業界により目安は異なりますが、通常50%~60%までが許容範囲と言われており、60%を超えると要注意、70%を超えると要警戒と言われています。
借入金依存度を減らし方
- 株主資本を増やす(増資)
- 有利子負債を減らす
- リース債務を減らす
- ファクタリングを利用する
といった方法がありますが、コロナ禍においてキャッシュが必要な状況を考えると単純に上記4つの方法が安全とは限りません。
安易に借入金依存度を減らすアクションを起こしてしまうことで、首を絞めることもあります。
借入金依存度を減らすアクションを起こす場合は、手元現金の状況や売上、利益、など他の数字の状況も踏まえて、自社にあった対策を選択してください。
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